この記事では、日商簿記3級試験に合格するための学習ガイドについて解説しています。

めざせ!一発合格!
1. 日商簿記3級とは?
日商簿記検定(以下、日商簿記。)は、日本商工会議所および各地商工会議所が主催する簿記の技能に関する検定試験です。
日商簿記には、原価計算初級・簿記初級・3級・2級・1級という5つの試験がありますが、これらのうち3級は「基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル」を想定した試験です。
ここでいう商業簿記は、購買活動や販売活動を行うすべての業種を対象とした簿記です。一般的に簿記という場合は商業簿記を指します。
受験資格 | どなたでも受験可能 |
試験日 | 統一試験:年3回(6月(第2日曜日)/11月(第3日曜日)/2月(第4日曜日)) ネット試験:テストセンターが定める日時で随時 |
試験科目 | 商業簿記 |
出題構成 | 大問が3問出題されます 第1問(配点45点):仕訳問題が15問以内 第2問(配点20点):勘定記入、補助簿、空欄補充などの問題から2問 第3問(配点35点):財務諸表や精算表の作成などの問題から1問 |
合格基準 | 70点以上 |
試験時間 | 60分 |
受験料 | 3,300円 ※事務手数料550円が別途発生します |
2. 学習方法
簿記の世界には独特なルールや用語がたくさんあります。
そのため、はじめて簿記を学習する方は、まずは当サイトの「日商簿記3級講座」シリーズの記事を読むことをおすすめします。図解やイラストを豊富に交えながら丁寧に解説しておりますので、初学者でも安心してください。
講義は全46回とかなりボリュームがあるように見えますが、1日1~2記事のペースで読めば約1か月、2~3記事のペースだと約2週間程度で読破することができます。
試験範囲をほぼ網羅しておりますので、当サイトの記事を読むだけでも、合格レベルの知識を得ることができます。
また、各記事には実際の試験問題をベースにした「確認テスト」を用意しています。
問題を解くことで、学習した知識を定着させることができますので、必ず解くようにしましょう。
試験範囲の学習がある程度できたら、問題を解いてみましょう。
当サイトの各記事にある「確認テスト」でも試験対策はできますが、実際の試験では総合問題も出題されるため、別途「問題集」や「過去問」を解いておくことをおすすめします。
管理人の好みですが、TACの問題集がおすすめです。
本の前半に各問題の解き方の解説が豊富に掲載されていますので、初学者でも挫折しないような構成になっています。
2024年AW対策版はこちらです。
2025年SS対策版(2025年3月発売)はこちらです。
簿記3級であれば、問題集や過去問を解いておくだけで十分合格レベルに達することは可能です。
しかし、受かるかどうか不安な方は、さらに直前対策として「予想模試」を解いてみましょう。
TACの予想模試本の場合、問題集と同様、前半に各問題の解き方や要点がコンパクトにまとめられていますので、学習内容の復習や整理にもおすすめです。
2024年度版はこちらです。
2025年度版(2025年3月発売)はこちらです。
日商簿記の主催者であるや 商工会議所のホームページなどから受験申し込みを行ったら、いよいよ試験です。 ネット試験のポータルサイト
試験会場でのルールや注意事項もしっかり読み込んでおきましょう。
3. 記事リスト
3-1. 基礎知識編
3-2. 仕訳編
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第5回 商品売買-仕入①(三分法・現金仕入・買掛金)【日商簿記3級講座】
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第6回 商品売買-仕入②(仕入諸掛り・返品・前払金)【日商簿記3級講座】
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第7回 商品売買-売上①(現金売上・売掛金・クレジット売掛金)【日商簿記3級講座】
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第8回 商品販売-売上②(売上諸掛り・返品・前受金・受取商品券)【日商簿記3級講座】
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第9回 現金(他人振出小切手・送金小切手・郵便為替証書) 【日商簿記3級講座】
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第10回 現金過不足【日商簿記3級講座】
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第11回 預金(普通預金・定期預金・当座預金・小切手・当座借越)【日商簿記3級講座】
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第12回 小口現金(定額資金前渡制度/インプレスト・システム)【日商簿記3級講座】
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第13回 手形(支払手形・受取手形)【日商簿記3級講座】
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第14回 電子記録債権・債務【日商簿記3級講座】
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第15回 貸し付け・借り入れ(貸付金・借入金・受取利息・支払利息)【日商簿記3級講座】
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第16回 役員・従業員に対する貸し付け・借り入れ(役員貸付金・従業員貸付金・役員借入金)【日商簿記3級講座】
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第17回 手形による貸し付け・借り入れ(手形貸付金・手形借入金)【日商簿記3級講座】
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第18回 貸倒れと貸倒引当金【日商簿記3級講座】
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第19回 固定資産① 有形固定資産の取得【日商簿記3級講座)
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第20回 固定資産② 減価償却【日商簿記3級講座】
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第21回 固定資産③ 有形固定資産の売却【日商簿記3級講座】
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第22回 固定資産④ 改良と修繕【日商簿記3級講座】
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第23回 建物・土地の賃貸借と差入保証金【日商簿記3級講座】
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第24回 給料に関連した取引(給料・法定福利費・預り金・従業員立替金)【日商簿記3級講座】
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第25回 その他の費用・貯蔵品【日商簿記3級講座】
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第26回 仮払金・仮受金【日商簿記3級講座】
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第27回 繰り延べと見越し(前払費用・前受収益・未払費用・未収収益)【日商簿記3級講座】
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第28回 売上原価(繰越商品を用いた決算整理仕訳)【日商簿記3級講座】
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第29回 法人税等(中間納付時・決算時・確定申告時の仕訳)【日商簿記3級講座】
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第30回 消費税(消費税受け払い時・決算時・確定申告時の仕訳)【日商簿記3級講座】
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第31回 純資産の取引(株式の発行、剰余金の配当・処分)【日商簿記3級講座】
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第32回 訂正仕訳【日商簿記3級講座】
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第33回 証ひょう問題対策【日商簿記3級講座】
3-3. 帳簿編
3-4. 決算編
日商簿記3級合格ガイドは以上です。お疲れさまでした!