【テーマ別】簿記3級 仕訳問題集①「商品売買」

【テーマ別】簿記3級 仕訳問題集①「商品売買」

日商簿記3級で出題される「商品売買」の仕訳を集めた問題集です。

学習内容の復習や、本試験の第1問対策として、全問正解を目指してチャレンジしてみてください。

目次

難易度 Lv.1 ★☆☆(やさしい)

問1.【仕入】仕入諸掛りの処理

問1

商品¥1,200を仕入れ、代金を掛けとした。なお、商品の引取運賃¥300を現金により支払った。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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解答】

借方科目金額貸方科目金額
仕入 1,500買掛金 1,200
現金 300

【解説】

掛け仕入と仕入諸掛りに関する仕訳問題。

Point

仕入諸掛りは、仕入(費用)に含めて処理します(仕入 = 商品代金 + 仕入諸掛り)

  • 商品を仕入れたときは、仕入(費用)を←借方に記入します。このとき、商品の代金1,200円に当社負担の仕入諸掛り300円を加えた金額(1,500円)で記入します。
  • 商品代金1,200円は掛けとしたので、代金をあとで支払う義務を表す買掛金(負債)を貸方→に記入します。
  • 仕入諸掛り300円を現金で支払ったので現金(資産)を貸方→に記入します。

問2.【仕入】買掛金の支払い

問2

鹿児島株式会社に対する買掛金¥6,500を現金で支払った。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
買掛金 6,500現金 6,500

【解説】

買掛金の支払いに関する仕訳問題。

Point

買掛金(掛け代金)を支払ったときは、負債の減少として、買掛金(負債)を←借方に記入します

  • 買掛金を支払ったときは、負債の減少として、買掛金(負債)を←借方に記入します。
  • 現金で支払ったので、資産の減少として、現金(資産)を貸方→に記入します。

問3.【仕入】仕入れた商品の返品

問3

千葉株式会社から掛けで仕入れた商品¥20,000のうち、¥3,000を品違いのため返品した。なお、返品額は掛け代金から控除すること。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
買掛金 3,000仕入 3,000

【解説】

仕入返品(仕入戻し)に関する仕訳問題。

Point

仕入れた商品を返品したときは、仕入時の仕訳の反対仕訳(逆仕訳)をします
(掛け仕入の場合は、買掛金を←借方、仕入を貸方→に記入する)

  • 仕入れた商品を返品したときは、返品分の仕入を取り消すため、仕入(費用)を貸方→に記入します。
  • 返品分の商品代金3,000円は掛けとしていたので、負債の減少として、買掛金(負債)を←借方に記入します。

問4.【売上】売上諸掛りの処理

問4

商品¥2,000(送料込み)を販売し、代金は掛けとした。なお、商品を運送業者に引き渡すと同時に送料¥400(費用処理する)を現金で支払った。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
売掛金 2,000売上 2,000
発送費 400現金 400

【解説】

掛け売上と売上諸掛りに関する仕訳問題。

Point

売上諸掛りは、発送費(費用)で処理します
(仕入諸掛りの処理と異なるので注意!)

  • 商品を販売したときは、売上(収益)を貸方→に記入します。
  • 売上代金の2,000円は掛けとしたので、代金をあとで受け取る権利を表す売掛金(資産)を←借方に記入します。
  • 売上諸掛り400円を現金で支払ったので現金(資産)を資産の減少として貸方→に記入するとともに、費用の発生として発送費(費用)を←借方に記入します。

問5.【売上】売掛金の回収

問5

広島株式会社に対する売掛金¥30,000を現金で回収した。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
現金 30,000売掛金 30,000

【解説】

売掛金の回収に関する仕訳問題。

Point

売掛金を回収したときは、資産の減少として、売掛金(資産)を貸方→に記入します

  • 売掛金を回収したときは、資産の減少として、売掛金(資産)を貸方→に記入します。
  • 現金で回収したので、資産の増加として、現金(資産)を←借方に記入します。

問6.【売上】販売した商品の返品

問6

青森株式会社に掛けで販売した商品¥50,000のうち、¥8,000が品違いのため返品された。なお、返品額は掛け代金から控除すること。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
売上 8,000現金 8,000

【解説】

売上返品(売上戻し)に関する仕訳問題。

Point

販売した商品が返品されたときは、販売時の仕訳の反対仕訳(逆仕訳)をします
(掛け売上の場合は、売上を←借方、売掛金を貸方→に記入する)

  • 販売した商品が返品されたときは、返品分の売上を取り消すため、売上(収益)←借方に記入します。
  • 返品分の売上代金8,000円は掛けとしていたので、資産の減少として、売掛金(資産)を貸方→に記入します。

難易度 Lv.2 ★★☆(ふつう)

問7.【仕入】仕入諸掛りの立替払い

問7

大阪株式会社から商品¥1,800を仕入れ、代金を掛けとした。なお、先方負担の引取運賃¥200を現金で立替払いした。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
仕入 1,800買掛金 1,800
立替金 200現金 200

【解説】

先方負担の仕入諸掛りに関する仕訳問題。

Point

先方負担の仕入諸掛りを立て替えたときは、立替金(資産)で処理します(仕入勘定に含まない)

  • 商品を仕入れたときは、仕入(費用)を←借方に記入します。
  • 商品代金1,800円は掛けとしたので、代金をあとで支払う義務を表す買掛金(負債)を貸方→に記入します。
  • 先方負担の仕入諸掛り200円を現金で支払ったので現金(資産)を貸方→に記入するとともに、あとで先方からお金を回収する権利として立替金(資産)を←借方に記入します。

問8.【仕入】手付金の支払い

問8

商品¥3,500を注文し、その手付金として普通預金口座から¥1,000を支払った。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
前払金 1,000普通預金 1,000

【解説】

仕入の手付金の支払いに関する仕訳問題。

Point

仕入の手付金を支払ったときは、前払金(資産)で処理します

  • 商品仕入の手付金を支払ったときは、商品を受け取る権利として、前払金(資産)を←借方に記入します。なお、商品はまだ仕入れていないので、仕入勘定は使いません。
  • 普通預金口座から支払ったので、普通預金(資産)を貸方→に記入します。

問9.【仕入】手付金と商品受け取り

問9

注文していた商品¥3,500を受け取った。商品代金のうち、¥1,000は手付金として支払い済みであるため、これと相殺し、残額は掛けとした。なお、商品の引取運賃¥500を現金により支払った。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
仕入 4,000前払金 1,000
買掛金 2,500
現金 500

【解説】

注文時に手付金を支払った取引の商品受け取りに関する仕訳問題。

Point

手付金を支払った取引の商品を受け取ったときは、前払金(資産)を貸方→に記入します

  • 商品を仕入れたときは、仕入(費用)を←借方に記入します。このとき、商品の代金3,500円に当社負担の仕入諸掛り500円を加えた金額(4,000円)で記入します。
  • 注文時に手付金を支払った取引の商品を受け取ったときは、前払金(資産)を貸方→に記入します
  • 商品代金3,500円のうち、手付金を差し引いた残額(2,500円)は掛けとしたので、買掛金(負債)を貸方→に記入します。
  • 仕入諸掛り500円を現金で支払ったので現金(資産)を貸方→に記入します。

問10.【売上】クレジット払いによる売上

問10

商品¥15,000をクレジット払いの条件で販売した。なお、信販会社への手数料は売上代金の2%であり、販売時に計上した。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
クレジット売掛金 14,700売上 15,000
支払手数料 300

【解説】

クレジット売掛金に関する仕訳問題。

Point
  • 商品をクレジット払いで販売したときは、クレジット売掛金(資産)で処理します
  • 信販会社への手数料は支払手数料(費用)で処理します
  • クレジット売掛金(資産)の金額は、売上代金から支払手数料(費用)を差し引いた金額で計上します
  • 商品を販売したときは、売上(収益)を貸方→に記入します。
  • 商品をクレジット払いで販売したときは、信販会社から代金を受け取る権利として、クレジット売掛金(資産)を←借方に記入します。ただし、信販会社への手数料が2%かかるので、クレジット売掛金の金額は手数料分を差し引いた金額になります。
  • 信販会社への手数料は、300円(売上代金15,000円 × 2%)です。したがって、クレジット売掛金は14,700円(15,000円 - 300円)で計上します。また、手数料分については、支払手数料(費用)で処理します(←借方記入)。

問11.【売上】クレジット売掛金の回収

問11

商品をクレジット払いで販売したことにより発生していたクレジット売掛金¥220,000について、本日決済され、普通預金口座に振り込まれた。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
普通預金 220,000クレジット売掛金 220,000

【解説】

クレジット売掛金の回収に関する仕訳問題。

Point
  • クレジット売掛金を回収したときは、資産の減少として、クレジット売掛金(資産)を貸方→に記入します
  • 売掛金を回収したときは、資産の減少として、クレジット売掛金(資産)を貸方→に記入します。
  • 普通預金に振り込まれたので、資産の増加として、普通預金(資産)を←借方に記入します。

問12.【売上】手付金の受け取り

問12

富山株式会社から商品¥150,000の注文を受け、手付金として¥30,000が普通預金口座に振り込まれた。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
普通預金 30,000前受金 30,000

【解説】

手付金の受け取りに関する仕訳問題。

Point
  • 手付金を受け取ったときは、商品を引き渡す義務(負債)の増加として、前受金(負債)を貸方→に記入します
  • 商品の注文時に手付金を受け取ったときは、負債の増加として、前受金(負債)を貸方→に記入します。
  • 普通預金に振り込まれたので、資産の増加として、普通預金(資産)を←借方に記入します。

問13.【売上】手付金と商品引き渡し

問13

注文を受けていた商品¥320,000を売り渡し、注文時に受け取った手付金¥60,000を差し引いた代金残額は、来月末に受け取ることとした。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
売掛金 260,000売上 320,000
前受金 60,000

【解説】

手付金を受け取った取引の商品引き渡しに関する仕訳問題。

Point
  • 手付金を受け取った取引の商品を引き渡したときは、負債の減少として、前受金(負債)を←借方に記入します
  • 商品を販売したときは、売上(収益)を貸方→に記入します。
  • 注文時に手付金を受け取った取引の商品を引き渡したときは、負債の減少として、前受金(負債)を←借方に記入します。
  • 売上代金から手付金を差し引いた残額260,000円(320,000円 - 60,000円)は掛けとしたので、資産の増加として、売掛金(資産)を←借方に記入します。

問14.【売上】商品券による売上

問14

千葉株式会社に商品¥430,000を販売し、代金は千葉株式会社が所有する他社商品券¥300,000を受け取り、残額は掛けとした。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
受取商品券 300,000売上 430,000
売掛金 130,000

【解説】

商品券による売上に関する仕訳問題。

Point
  • (他社発行の)商品券を受け取ったときは、商品券と引き換えに現金を受け取る権利の増加として、受取商品券(資産)を←借方に記入します
  • 商品を販売したときは、売上(収益)を貸方→に記入します。
  • 商品券を受け取ったときは、資産の増加として、受取商品券(資産)を←借方に記入します。
  • 売上代金から商品券で受け取った分を差し引いた残額130,000円(430,000円-300,000円)は掛けとしたので、資産の増加として、売掛金(資産)を←借方に記入します。

問15.【売上】商品券の精算(現金化)

問15

商品代金として受け取った自治体発行の商品券¥100,000を金融機関で換金し、同額の現金を受け取った。

借方科目 金額 貸方科目 金額
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【解答】

借方科目金額貸方科目金額
現金 100,000受取商品券 100,000

【解説】

商品券の精算(現金化)に関する仕訳問題。

Point
  • 商品券を精算(現金化)したときは、現金を受け取る権利の減少として、受取商品券(資産)を貸方→に記入します
  • 商品券を精算したときは、資産の減少として、受取商品券(資産)を貸方→に記入します。
  • 現金を受け取ったので、資産の増加として、現金(資産)を←借方に記入します。
【テーマ別】簿記3級 仕訳問題集①「商品売買」

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